2011年11月08日
家電こわい
みなさんは取扱説明書を読む派でしょうか?それとも読まない派?
ウフ、わたしは後者です!基本的には読まない派!!
な〜んてわたしの本業を知っている人に言ったら怒られそうですが。割と「自分は機械に強い!」なんて自負がある人は、わたしと同じタイプの人は多いのではないでしょうか。取扱説明書は実際にモノを触ってみて操作がわからなくなった所で辞書代わりに、というタイプです。
殊に電子楽器に触れる機会の多い人は特にそうではないかと勝手にそう思っています。どっしりと機材の前に構えるとインスピレーションがかき立てられて!取扱説明書なんて億劫なもの!!なんて言って。
電子楽器においては音源方式がいくら新しいものであってもボイスキーアーキテクチャや基本的なユーザーインターフェイス自体はクラシックなものを踏襲している場合が多くすんなりと使い始められるものです。
これはかなり個人的な印象ですが、「自分は機械に強い!」なんて自負がある人、とりわけ電子楽器に触れる機会の多い人は実は「家電」には疎いんじゃないかと。そのくせ電気的知識があったり、新しい物に目がないのは変わらず「ホイ届いた。ホイ開梱した。ホ〜イ電源入れた〜!!」とトントン拍子にセットアップが完了することでしょう。今すぐにでも使い始めたいですよね、わかります。
何度かこのブログでも取り上げたように、わたしは今年の頭くらいから一人暮らしというものを始めました。つまりは掃除〜洗濯〜料理なんかを自分でやらなくてはいけない、という環境ですね。実家の頃は新しい家電が導入されると。というか知らぬ間に導入され、使い方を簡単に説明され簡単に使い始められます。それは既に取扱説明書を読んだ人がいるからという事実があって簡単に使い始められるのですね。きっと。
一人暮らしをはじめて一番驚いたことと言えばいかに自分が家電について疎かったかと言うことです。
家電というやつは往々にして導入時がとにかく大切だったりします。そりゃあ電子楽器と電源投入の方法だの使い方だのは基本的に家電のそのカテゴリごとに共通点はありますよ。まあレンジだったらポチっと「あたためボタン」を押せばポーンつって暖まりますし、全自動洗濯機だったらポチッと「スタートボタン」を押せば、ンゴーッと放り込んだ洋服を勝手に水に浸してぐるぐるやってくれるわけです。
ところで個人的には「業者が設置してくれる」というサービスはユーザーの自立を妨げる要因のひとつなのではないかと感じています。重い家電を大の男2人組くらいで運び込んで設置してくれます。ありがたいです。電機製品の鬼門であるアース設置なんかもしてくれちゃいます。ありがたいです。コンセントまでつなげてくれます。ありがたいです。それから最後に。梱包用の段ボールを処理してくれて、説明書を手渡してくれる。
じゃあほら。あとは電源を入れるだけだよ。ポチッと。これでセットアップは完了。
ああ、この手順というのは家族が家電を知らぬ間に買ってきて設置して。あー、ほとんど同じ状況だわ。すぐに使い始められるってことだ。実家のと使いかともほとんど一緒。あっ、ほら電源も入った。説明書をソファに放り投げて、一人暮らしで自分しか使わないにもかかわらず我先にと使いたがっちゃう。あ、ちゃんと動いた。大丈夫そう。
一人暮らしをはじめて既にずいぶんと経ちましたが、最近友人がtwitter上で「この柔軟剤がいい!これは良い香り!モフモフ!クンカクンカ!」というものですから、柔軟剤というモノに興味を持ちました。クンカクンカいいにおいだよおぉしたいので彼に商品名を尋ねて薬局に赴きます。
件の柔軟剤のパッケージには「明るく前向きな女性をイメージした『Scarlett』と、上品で清楚な女性をイメージした『Violetta』に加え、月夜に恋人を待つロマンティックな気分をイメージした『Juliette』の3香調を品揃え」とある。前者二つは女性イメージしたってのは、まあ洗剤の香りと言えばラノベ的女性表現の代名詞だもんね。わかるよ。けど最後のはなんだよ。気分かよ。「月夜に恋人を待つロマンティックな気分をイメージ」って。ふわふわ過ぎるだろ。3D映画+匂いで4次元!?かよ。
さて、間違いなくわたしは絵に描いたような上品で清楚な女性ですから『Violetta』を購入するに至り。こういうのは用量を間違うと生地痛めたりで良くないよねってことでパッケージに記載された注意書きなどに目を通す。
「全自動洗濯機の場合:柔軟剤投入口に○○mlを〜」
柔軟剤投入口??
ふと我がマンションに佇むアイツを思い出す。形は四角い、色はシンフォニックな ましろ色。そしてその洗剤投入口なんかを思い出してみる。あれ?柔軟剤入れなんてあったっけ?確かドラムの奥というか端っこに穴が開いているのは覚えてる。でもそれは洗剤を入れる所だ。だって毎日使っているもん。忘れる訳がない。でも柔軟剤投入口?なんてあったっけ?今年買った全自動洗濯機だから、そういうのがないなんてありえない…よね?洗剤を入れられるような穴は、その1個だけだったような。よくわからないな…。
かくして遂に。はじめてシンフォニックな ましろ色の洗濯機の説明書を開く日が来たのだ。
先述のとおり、わたしは説明書は辞書代わりに使う程度で購入時に熱心に見る質ではない。だって面倒くさいしちゃんと使えるもの。
該当箇所だけ見ればいいだろうと思って開いた説明書の中身は、たくさんの絵が描かれており大変にわかりやすかった。どこのボタンにどんな機能が割り当てられているかが一目瞭然だ。説明書内に登場する女の子キャラだってかわいい。
「さて、柔軟剤投入口というのは一体どこだろう?」
それらしいページの洗濯機の絵に指を走らせて。それらしい所を蛇行しながらも探していく。甲斐あって無事わたしは柔軟剤入れを発見することができた。
なるほど、どうやらドラム手前にある引き出しっぽいのがあって……?そこに投入するよう…だ?
引き出しなんてあったのか…愕然とした。が、衝撃はそれだけでは済まなかった。
──おい、なんで「ドラム手前の引き出しっぽいの」のすぐ隣に「洗濯洗剤投入口」がある…???
おかしい。ドラム奥というか端っこの穴に洗濯洗剤を入れるはずだろう?完全に理解の範疇を超えている。
じゃあ待てよ、俺は一体なんのための穴に毎日毎日洗剤を注いでいたって言うんだ。
恐る恐るその「絵がたくさん描かれたわかりやすい取扱説明書」を今一度見てみる。
無い。
無いのだ。
「ドラム奥というか端っこの穴」の役割について一言も説明書では言及されていないのだ。信じられない。何のつもりだ。
ねぇ、わたしは。一体なんのための穴に毎日洗剤を注いでいたって言うんでしょうか。
じゃあの。
posted by q330 at 04:56| Comment(1)
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